ロレックスの傷は査定に影響する?対策・予防・修理法を紹介
ロレックスの時計はその精緻なデザインと高い耐久性で愛されていますが、傷が付くと査定価格にどのような影響があるのでしょうか。
本記事では、「ロレックスの傷」の査定への影響や、傷や故障の予防方法、修理法について詳しく解説します。
傷が査定にどれほど影響を与えるのか、どのようなポイントがチェックされるのか、そして傷つけないための具体的な対策について知りたい方は、ご一読ください。
ロレックスの傷は査定に影響する?傷の程度は?
ロレックスの腕時計は高級品であり、査定時に「傷の有無」がその評価に大きな影響を与えることがあります。新品同様の状態であれば高い査定額が期待できる一方、傷があるとその分マイナス評価となることもあるのです。
どの程度の傷がどのように査定に影響を与えるのか、以下に詳しく解説します。
査定時にチェックされるポイント〜小さな傷から大きな傷まで
買い取り査定時には、時計全体のキズや経年劣化、動作チェックなどが行われます。そして、傷の場所やその大きさなどによって査定額が変わってくるのです。
チェックされるポイント
・ベゼル(風防の周りに取り付けられるリング状の部品)のキズや色褪せ
・ガラスのキズや欠け
・文字盤と針のシミや錆び
・ラグ(レザーベルトやブレスレットとケース本体を連結するケース側の部分)やケースサイド、ブレスレットのエッジ
・ダイヤルの傷
・風防部分の傷
・内部機構の傷や汚れ
こういった項目が細かくチェックされることになります。
では、どの程度の傷が査定に影響するのでしょうか?重症度別に以下で解説しています。
査定にあまり影響の出ない傷 重症度:低
日常的にロレックスを使用していると、どうしても小さな傷ができてしまいます。こういった微細な「生活傷」であれば、研磨できれいになることがあるので、あまり査定には影響しないと言えるでしょう。
中古販売業者やリサイクル業者は買い取った腕時計に研磨を施すことがほとんどなので、小さな擦り傷程度であれば、無理して直さずに、そのままの状態で査定に出しても問題ありません。
査定に影響が出てくる傷 重症度:中
硬いものにぶつかったなど、衝撃によって生じる傷は中程度の傷に分類されます。
腕時計は日常的に着用するため、何かにぶつかることは避けられません。こういったぶつけたときの衝撃によって出来る傷は、目ではっきりと視認できることが多いので、査定に影響する可能性があります。
特に文字盤を保護するガラス面やベゼルなどは傷がつきやすい箇所です。ロレックスの時計は高耐久のサファイアガラスを使用しており、割れるリスクは低いですが、傷があると視認性に悪影響を与え、査定額が大幅に下がることがあります。
査定額に悪影響のある傷 重症度:高
時計をパッと見ただけでわかるような目立つ傷やへこみなどは、重症度が高いと判断されます。こういった傷やへこみは、落下などの大きな衝撃が加わったときに起こります。
修理によって目立たなくすることは可能ですが、深刻な損傷の場合、完全に修復するのは難しいものです。そのため、重度の傷がある状態で査定に出すと、買取額が大幅に下がることがあります。
修理ができない場合でも、売却を諦めるのはまだ早いかもしれません。壊れてしまったからと言ってすぐに処分するのではなく、一度「査定に出してみる」、「売却できるかどうかを確認する」のがおすすめです。
ロレックスを傷つけずに美しく保つための予防法や注意点
ロレックスの美しさを長く保つためには、適切な取り扱いが必要です。そういった細やかな配慮が、ロレックスを傷や故障から守ることになるのです。
では具体的にどういったことに気をつければ良いのでしょうか?予防法や注意点をまとめましたので、ご参考ください。
日常のささいな行動でも傷はできてしまう
ロレックスなどの腕時計は日常的に使用することで、どうしても小さい傷ができてしまうものです。
例えばこんな場面が考えられます。
- 袖口に引っかかる
- 机や壁にぶつける
- 腕時計をつけたまま手をポケットに入れる
- ジッパーの付いた服の脱着時にジッパーに時計があたる
- 時計をつけたままスポーツをする
このように普段何気なく行っているような行動でも、時計に傷がつくことがあります。こういった「生活傷がつくこと」は、腕時計を日常的に使用しているならば、ある程度仕方がないのかもしれません。
しかしながら、こういった状況でついてしまう微細な傷は、研磨することで解消されることもあります。
後ほど、研磨の方法や修理の出し方についても触れていますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
脱着は落下防止のためトレーなどの上で行う
ロレックスを脱着する際には、必ずトレーやクッションのような柔らかいものの上で行うようにしましょう。これにより、万が一手を滑らせた場合でも、時計が直接地面に落下することを防げます。落下による傷は、思いのほか重症になりやすいので、脱着時の行動ひとつとっても大事にしたいものです。
最適な環境に保管する
ロレックスを美しい状態のまま保つためには、適切な保管が大事です。
主に以下のようなことに気をつけると良いでしょう。
直射日光を避けて保管する
- 直射日光により文字盤が日焼けし、革ベルトが退色やひび割れを起こすことがある
温度管理を行う
- 温度変化により金属部品が膨張・収縮し、精度の乱れにつながる可能性がある
- 気温が5度から35度程度を保てる場所で保管するのが理想
湿度管理を行う
- 湿度が高いと金属部品が錆びたり、文字盤や革ベルトにカビや腐食が発生したりする
- 急冷による結露が内部に水分を入り込ませる原因となることがある
落下の恐れがある場所で保管しない
- 高所やテーブルの端など、落下の恐れがある場所は避ける
- 落下により外装が傷ついたり、部品が欠けたりずれたりして時計の精度に異常をきたすことがある
磁気を発する製品から離して保管する
- 磁気を受けると時計の動作に支障が出る
- 磁気を発する製品(パソコン、スマートフォン、テレビ、スピーカー、冷蔵庫、電子レンジなど)から5cm以上、理想は10cm以上離す
専用のケース内に保管する
- 劣化を防ぐために収納ケースに入れて保管する
- 販売時の専用ケースか腕時計専用ケース(コレクションボックス・ウォッチボックス)を使用
- 専用ケースは時計の裏蓋を保護し、刻印を美しく保つ
- ホコリ、湿度、直射日光からも守られる
定期的にリューズを巻く
- 長期間保管する場合、数日おきにリューズを巻く
- リューズを巻かずに放置すると内部のオイルが劣化し、リューズが回らなくなる恐れがある
- リューズ周辺の汚れが腐食や錆びの原因になるため、定期的に巻いて動かす
こういった対策をすることで、長期間にわたって美しい状態を保つことが可能になります。
ブレスレットの部分は他と比べて傷が付きやすい
ロレックスのブレスレット部分は、常にこすれる部分であるがために、他のパーツに比べて傷が付きやすくなっています。例えば、デスクワークで手を使うときや、かばんの持ち手と接触するとき、これらの摩擦が原因でブレスレット部分には微細な傷が多く付きます。傷を予防するためには、なるべくブレスレットが他の物と接触しないように気をつけることが重要と言えます。
日常的に清掃する
ロレックスを美しく保つためには、日常的な清掃も欠かせません。
まず、簡単な指紋や汚れなどを取りたいのであれば、柔らかい布や専用の清掃クロスを使って、ふき取ってあげましょう。
もしブレスレットの隙間に、埃などの微細なゴミが入り込んで取れなくなってしまった場合は、水洗いをしましょう。少量の中性洗剤を薄めた水で洗浄し、細かな部分の汚れをしっかり取り除きます。その際、柔らかいブラシを使用するとより効果的に汚れを落とすことができます。洗浄後は柔らかい布で拭き取って、しっかりと乾かすことが重要です。
定期的にオーバーホールに出す
定期的にオーバーホールに出すことで、ロレックスの寿命を長く保つことができます。
オーバーホールは、内部の部品をきれいにし、油を差すなどの細かなメンテナンスを含みます。これによって、時計の精度が向上し、長持ちするのです。
保証を活用する
ロレックス正規品販売店で購入したロレックスであれば、5年間の国際保証があります。保証期間内であれば、正常の使用で故障や破損が起こっても、無償でメンテナンスが受けられます。保証書を失くさないように大切に保管しながら、保証を有効活用するのが良いでしょう。
もしロレックスに傷が付いたら?対応策と対処法
どれだけ気をつけて大事に扱っていても、日常生活の中でロレックスが傷ついてしまうこともあります。そんな時にはどう対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、ロレックスに傷が付いた場合の具体的な対応策や対処法について詳しく紹介します。自分でできるメンテナンス方法から、専門の修理業者に依頼する方法まで、ご自身に合った対処法を選んでみて下さい。
軽微な傷なら自分で磨いてみる
こすれたような軽微な傷の場合、自分で磨くことで目立たなくすることが可能です。研磨用のクロスや磨き剤を使うことで、表面の小さな傷を軽減できます。
後ほどセルフメンテナンス(研磨)の方法についてもまとめていますので、詳しい方法はそちらを参照して下さい。
自分での研磨は、業者に依頼するよりも「費用が抑えられる」というメリットがあります。一方で、研磨に失敗するとロレックスの価値を損なってしまうというデメリットもあります。
自分に自信がない方や、職人レベルのクオリティを求める方は、セルフメンテナンスは避けたほうが良いでしょう。
購入した店舗やメーカーへ修理に出す
もし傷や故障を見つけたのであれば、最初に思い浮かぶのが「購入店舗に修理依頼をだす」ということ。購入店舗は時計の状態や履歴を把握しているため、適切な対応が可能です。特に信頼できる店舗であれば、アフターサービスも充実しています。
修理の際、専門の技術者が時計をチェックし、正規品の部品を使って修理してくれるので、安心感もあります。
さらに、購入店舗での修理には、保証やアフターケアなどの特典が付くこともあります。信頼性と安心感を求めるなら、この方法が最適でしょう。
時計の修理専門業者に依頼する
時計専門の修理業者に依頼するという方法もあります。これらの業者は、ロレックスを含む高級時計の修理に豊富な経験を持っています。そのため技術力が高く、細やかな対応が期待できるでしょう。
重要なのは、「信頼できる業者を探す」ということ。1箇所だけでなく、色んな業者の口コミや評価などをチェックして、信頼のおける業者を探してみると良いでしょう。
家電量販店に修理を依頼する
近くに購入店舗や時計の修理専門業者がない場合には、家電量販店に時計の修理を依頼することもできます。大型の家電量販店では時計修理のコーナーが設置されていることが多く、比較的手軽に修理を依頼できます。大規模な店舗ではロレックスを取り扱っていることも多いので、対応可能な場合が多いでしょう。
簡単な修理であれば、家電量販店に修理を依頼する方法が、早くてコストも抑えられます。しかし、高度な技術を必要とする修理の場合は、専門業者に依頼する方が安心です。
家電量販店の修理サービスは、地方でも利用しやすく便利ですが、修理内容によっては慎重に検討する必要があります。
自分での修理がおすすめできない場合
ロレックスに(軽微ではない)傷が付いた場合、自分で修理することはおすすめできません。その理由として、ロレックスの修理には専門的な工具や知識が必要となるため、素人が簡単にできるものではないからです。自分で修理を試みることで、さらに損傷を広げてしまう可能性もあります。
また、自分で修理をしてしまうと、修理後の品質保証が受けられなくなる可能性もでてきてしまいます。正規店やメーカーに依頼すれば、修理後に保証が受けられるため、安心して使用することができます。正規品のパーツを個人で取り寄せることも難しいでしょう。仮に非正規品のパーツを使用して修理を行ってしまうと、時計の価値が下がってしまう恐れがあります
ロレックスのような高級時計は、修理に専門の技術が必要となります。そのため、自分での修理は避け、必ず正規店やメーカーに依頼することをおすすめします。
修理せずに売却する
もしロレックスに傷が付いてしまい、修理に時間とコストがかかるのであれば、「売却する」という選択肢もあります。特に、古いモデルや希少価値のあるモデルであれば、多少の傷があっても高額で売却できる可能性があります。そのため、専門の買取業者に査定を依頼してみると良いでしょう。
傷が付いている場合でも、適切な査定を行ってもらうことで、その価値をきちんと判断してもらえます。買取業者によって、異なる評価がされることもあるため、複数の業者に査定を依頼してみると良いでしょう。
修理にかかる費用を考えると、「そのまま売却する」ということも選択肢の一つとなることを覚えておいて下さい。
ロレックスの傷をセルフメンテナンスで軽減する方法
日常的に使用することでできた小さな傷や汚れは、適切なメンテナンスを行うことで、「消す」、「軽減する」ことができます。
ここでは、修理に出すか迷うような微細な傷を軽減するための「研磨方法」や、「研磨に必要な道具」について詳しく説明します。
ただしこの方法は、一般的な腕時計に施される方法であり、ロレックスのような高級時計に施す場合には細心の注意を払う必要があります。
自分で研磨する場合、「ロレックスの価値を損なってしまう可能性がある」ということを忘れないで下さい。
研磨とは「表面を削り取る」こと
傷に対して研磨を行う工程は、「傷取り」や「傷消し」とは少し異なり、傷の深さまで「表面を削り取る」作業を意味します。つまり、ケースやブレスレットの形状が若干変わってしまうため、腕時計の本来の機能が失われる可能性があるのです。
例えば、ブレスレットの根元であるラグを研磨して細くすると、バネ棒の先端が徐々に露出してしまいます。このような状態になると、腕時計の耐久性や防水性が低下する恐れがあります。
ロレックスのポリッシュやサテン仕上げは非常に高い完成度を持っています。そのため、傷を消そうとして素人が中途半端な知識で研磨すると、その部分だけ仕上がりが異なり、かえって目立つ可能性があります。
研磨で傷を目立たなくする方法とその道具
自分でロレックスを研磨することに対しては、細心の注意を払う必要があるわけですが、「売却するつもりがない」といった場合や、セルフケアに自信があるという場合は、自分で研磨してみても良いでしょう。
それでは実際にどのような手順で研磨すればよいのか、順を追ってご説明します。
研磨するのに必要な道具
まずは、腕時計を研磨する際に必要な道具を紹介します。
・クリーム状の金属研磨剤
・#1000~#1500程度の細目の耐水ペーパー
・マイクロファイバークロス
・バネ棒
・スポンジ研磨剤
こういった道具を使って研磨することになります。場合によっては、毛の柔らかい歯ブラシなども用意しておきましょう。
研磨の方法
1.まずヘッドとブレスレットをバネ棒を使って分解する
2.柔らかい布で、汚れやほこりを優しく拭き取る
3.耐水ペーパーを使って、磨く(この際、力を入れすぎないように注意が必要)
4.スポンジ研磨剤を使用して表面を滑らかにしていく
5.金属研磨剤を使用して仕上げる
6.柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、光沢を出す
詳しい手順はこちらの動画を参考になさってください。
過度な研磨は逆に表面を傷つける原因となるため、頻回に行わないことが大切です。また、深い傷については、自分で修復するのではなく、専門の修理サービスに依頼することをおすすめします。
傷がついたロレックスを修理に出した場合のコストと時間
ロレックスを修理に出した場合、どのくらいのコストや時間が必要なのでしょうか。修理に出したものの、高額な費用がかかったり、想像以上の時間がかかるなら、修理に出すことをためらってしまうかもしれません。
しかしながら、ロレックスは高品質な部品を使用するため、コストは高くなりがちです。また、正規の修理センターでの対応を受ける場合、時間も数週間から数ヶ月かかることがあります。これらを踏まえて、修理に出す適切な計画を立てることが大切です。
修理ではどんなことをする?修理の流れを紹介
ロレックスの修理には、まず最初に時計の状態を詳しく診断するステップがあります。これにより、どの部品が必要か、どの程度の修理が必要かが明確になります。次に、時計を分解して細部までクリーニングを行います。
この過程で、傷ついた部分や摩耗した部品を交換します。最後に、組み立て後の動作チェックを行い、精度や防水性能を確認します。修理の流れは、時計の状態によって異なることもありますが、大体このような手順で行われます。
修理費用の大体の目安は?
ロレックスの修理費用は、傷の程度や必要な修理の種類によって大きく異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります:
- 軽度の傷の研磨や仕上げ:約18,000円から30,000円程度
- ガラス交換:40,000円から70,000円程度
- オーバーホール(内部メカニズムの清掃、調整、必要に応じて部品交換):50,000円から150,000円程度
- 深い傷や凹みの修理:これらは特に高額になる可能性があり、状態によっては200,000円以上かかることもあります。
これらはあくまで基本的な目安です。実際の修理費用は、時計の状態や修理を依頼する業者によって異なります。正確な見積もりを得るためには、時計を専門の修理業者やロレックス正規サービスセンターに持ち込み、診断を受けることをおすすめします。
修理に必要な期間は?
ロレックスの修理に必要な期間は、修理の種類や時計の状態、修理を依頼する場所によって異なりますが、以下のような一般的な目安があります:
- 簡単な研磨や外装の仕上げ:数日から2週間程度
- オーバーホールや複雑な修理:通常は1ヶ月から3ヶ月程度かかることが多いですが、部品の入手状況や修理業者の混雑具合によってはさらに時間がかかることもあります。
ロレックスの正規サービスセンターでの修理は、世界中から依頼が集まるため、修理には数ヶ月待つことも珍しくありません。
特に限定モデルや希少な部品が必要な場合、その取得に時間がかかるため、修理期間が延びることがあります。時計の状態や依頼する時期によって変動するため、事前に修理センターに問い合わせておくと安心です。
保証期間内の修理とそのコスト
ロレックスには通常、ご購入から5年間の保証期間があります。この期間内に発生した通常の使用による故障や不具合は、基本的に無償で修理されます。しかし、保証対象外となる傷や事故による損傷については、保証期間内であっても修理費用が発生することがあります。
例えば、不注意で落としてしまった場合の傷などです。保証期間内であっても、何が保証対象で、何が対象外かを確認しておくことが大切です。修理を依頼する際は保証書を必ず持参し、詳細を確認するようにしましょう。
傷や故障のあるロレックスを少しでも高く売る方法
ロレックスを高く売るためにはいくつかのコツがあります。ロレックスは傷があってもそのまま売れますし、故障していても売却できる可能性があります。ここでは、ロレックスを少しでも高価に買い取ってもらうコツをいくつか紹介します。
ロレックスは傷があってもそのまま売りに出せる
ロレックスは、そのブランド力から少々の傷があっても価値を失いません。特に人気モデルや希少なタイプであれば、多少の傷があっても高値で取り引きされることが多いです。
多くのバイヤーは、小さな傷は磨きで修復できると考えるため、査定に大きく影響しないことが一般的です。それでも、可能であれば専門的な査定を受け、傷の程度を知っておくことがおすすめです。
ロレックスは故障していても売却できる可能性がある
ロレックスは故障している場合でも、売却できる可能性があります。故障の程度にもよりますが、専門の修理業者やパーツのみを利用するバイヤーが存在するからです。特に、古いモデルや廃盤になったモデルは、修理して再販されることが多いのです。
故障の内容を明確にしておくことは大切です。バイヤーに正確な情報を提供することで、適正な価格が算出されます。
もし予算が許すのであれば、修理を済ませてから売却するのも一つの手です。ただし、修理費用が高額になる場合は、そのままの状態で売却を検討するのも良い選択でしょう。
保証書、箱、ブレスコマなどを揃えて売却する
ロレックスの付属品を揃えておくことで、査定額アップが期待できます。保証書や箱、ブレスレットのコマ、さらには購入時のノベルティなども揃っていると、査定額が上がることが多いのです。これらの付属品は、購入時の完全な状態を証明し、買い手に安心感を与えてくれます。
特に、保証書は正規品であることを証明する重要なもの。箱やブレスレットのコマも、完品を求めるコレクターにとっては大きな価値になります。もし手元にある場合は、売却時に一緒に出すことをおすすめします。
ホコリや手垢などをキレイにしてから査定に出す
ロレックスを売却する際は、見た目の綺麗さも重要です。ホコリや手垢をしっかりと取り除いてから査定に出すことで、第一印象が良くなり、高評価を得やすくなります。特に、ガラス面やブレスレットの間の汚れは見落としがちですが、丁寧に掃除しておくと良いでしょう。
外観が美しいと、バイヤーの目に留まりやすく、結果として高い評価を受けやすくなります。
円安のタイミングを狙って査定に出す
ロレックスを高く売るために、円安のタイミングを狙うことも一つの方法です。円安の時期には、海外からの買い手が増え、結果的に高値で売却できる可能性が高くなります。特に、為替レートが大きく変動する時には、査定額にも影響が出やすいです。
売却を検討し始めたら、為替の動きを日常的に確認し、最適なタイミングでの売却をねらってみてはいかがでしょうか。
また、円安の時期には、日本国内のバイヤーも高値での購入を検討することが多いため、複数の査定を受けて比較することをおすすめします。
まとめ
ここでは、ロレックスに傷が付いた場合の査定への影響と、その対策や予防法、修理方法について記述しています。大切な時計を長く美しく保つためには、日常の取り扱いに注意し、適切なケアを心掛けることが重要です。
傷がついてしまった場合も、適切な修理方法を知ることで時計の価値を維持することができます。皆さんの大切なロレックスを守り、そしてその価値を維持し続けるために、日常のケアと適切な対策を心がけてみてくださいね。
執筆者プロフィール
-
店長 河本 明
買取業界歴15年以上。
買取の得意分野:ブランド品、ジュエリー、時計
ジュエリーコーディネーター ウォッチコーディネーターの資格を保有しております。
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