18Kと24Kでは買取価格にどれくらい差がある?初心者向けやさしく解説
金製品の買取を考えるとき、多くの方が気になるのが18Kと24Kではどのくらい価格に差があるのかという点ではないでしょうか。実際、18Kと24Kはそれぞれ純度や特性が異なり、その違いが売却時の価格や使いやすさに大きく関わってきます。
本記事では、18Kと24Kの特徴や価格差をはじめ、選び方のポイントやメリット・デメリットまでを初心者にもわかりやすく解説します。大切な金を少しでも納得のいく形で手放せるよう、参考にしていただければ幸いです。
18Kと24Kでは買取価格にどれくらい差がある?

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18Kと24Kでは、金の含有量が異なるため買取価格にも大きな差があります。2025年9月時点の相場では、24Kが1gあたり約1万8千円、18Kは約1万2千円で、差はおよそ6千円にもなります。ただし、実際の買取額は相場の変動や手数料、店舗ごとの査定基準によって変わるため、必ずしも単純計算通りになるわけではありません。
また、18Kは加工のしやすさからブランドジュエリーやデザイン性の高い製品に多く使われ、ブランド価値や宝石との組み合わせによっては24Kより高値がつくこともあります。
需要が安定しているため中古市場でも一定の人気があり、状態の良い品であれば予想以上の価格で売却できるケースも少なくありません。投資目的なら24Kが有利ですが、ファッション性やコストパフォーマンスを重視するなら18Kが魅力的といえるでしょう。
18Kと24Kの買取価格に違いが出る理由

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18Kと24Kの買取価格に違いが出る理由は、純度が違うからです。24Kは純度99.9%以上の純金で、地金としての価値が高く高額で取引されることが多いです。一方、18Kは金の含有率が75%で、24Kに比べると純度は低く、価格も24Kに比べ低いです。
ただし18Kは強度に優れ、ジュエリーとして幅広く使われるため、デザインやブランドによっては査定額が上がる場合もあります。ここでは18Kと24Kの買取価格の違いについて詳しく解説していきます。
金の純度の違い
18Kと24Kの最も大きな違いは金の純度です。24Kは純度99.9%以上の純金で、18Kは金の含有率が75%、残り25%は銀や銅などの合金です。純度が高いほど金本来の価値が高く、買取価格も高額になります。
純度の差は重量あたりの価格に直結するため、24Kは18Kよりも高く評価されるのが一般的です。
加工のしやすさの違い
24Kは非常に柔らかく、細かい装飾や複雑なデザインの加工が難しいため、シンプルなデザインが中心です。一方18Kは硬度があり、細かな装飾や宝石との組み合わせも可能です。加工のしやすさの違いから、18Kはジュエリーとして幅広く使用され、製品単価が手頃で購入しやすくなっています。
状態や重量が買取価格に与える影響
18Kと24Kの買取価格は、純度だけでなく製品の状態や重量にも左右されます。24Kは柔らかいため傷や変形がつきやすく、状態によっては買取額が下がることもあります。
一方18Kは硬度が高く変形しにくいため、状態が良ければ安定した価格で買取されやすいです。まとめて査定することで買取額を最大化できる場合もあります。
18K・24Kのメリット・デメリットとは

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18Kと24kにはそれぞれ特性があり、用途や目的によって選び方が変わります。24Kは純度99.9%の純金で資産価値が最も高く、変色しにくいという利点がありますが、一方で柔らかく傷つきやすいという点が難点です。18Kは耐久性があり日常使いに向いていますが、変色やアレルギーの可能性もあります。
選ぶ際には、資産として長期保有するのか、普段のファッションで使いたいのかといった目的を明確にすると、自分に合った金を見つけやすくなるでしょう。ここでは、18Kと24Kのメリット・デメリットを解説します。
24Kのメリット
24Kは純度99.9%以上の純金で、金の中でも最も高い資産価値を持ちます。金相場の動きに直接連動するため、投資対象としての魅力が大きく、資産保全の手段として世界中で活用されています。
24Kは国際的に共通の価値基準として認められているため、海外でも換金しやすいのが特徴です。経済が不安定なときには需要が高まり、価格上昇の恩恵を受けやすい点も大きな強みといえるでしょう。
24Kのデメリット
24Kのデメリットは実用面での弱点です。最大の欠点は柔らかさで、日常的な使用で簡単に傷や変形が生じやすくなってしまいます。例えば指輪を着けたまま物をつかむと、表面に細かな傷がついたり、形が歪んだりすることがあります。
24Kは普段使いのジュエリーには向かず、特別な日のアクセサリーとしての利用に限られるケースが多いです。
18Kのメリット
18Kは、24Kよりも硬度があり傷や変形に強いため、日常生活で安心して使えるのが最大の魅力です。結婚指輪やネックレスなど、長く愛用するジュエリーに適しています。配合する金属によって色のバリエーションが豊富に楽しめるのも特長です。
定番のイエローゴールドのほか、落ち着いたホワイトゴールドや華やかなピンクゴールドなど、好みや用途に合わせて選べます。
18Kのデメリット
一方で、18Kにも弱点はあります。24Kに比べると純度が低いため、資産価値の面ではやや劣ります。投資目的で金を持ちたい場合は24Kのほうが有利といえるでしょう。また、含まれる合金(金属)の種類によっては、肌に合わず金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
さらに、経年によって酸化や硫化が起こりやすく、色の変化が見られることがあります。長く美しい状態を保つには定期的なクリーニングやメンテナンスが必要です。
18K・24Kの選び方

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金製品を購入する際は、単に金の純度だけではなく、自分のライフスタイルや使い方に合った選び方をしましょう。どのようなシーンで身に着けたいのか、どの程度の予算を考えているのか、そしてデザインの好みはどうかによって、18kと24kのどちらが最適かが変わってきます。
ここからは、使用目的・予算・デザインの3つの観点から、後悔のない選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
使用目的を明確にする
18Kと24Kを選ぶ際に大切なのは、どのような目的で使用するかを明確にすることです。日常的にアクセサリーとして身に着けたいのか、それとも資産として保有したいのかによって、選択肢が大きく変わります。
アクセサリーや普段使いのジュエリーを求める場合は、18Kが適しています。投資目的や資産保全を考えている場合は、24Kを選ぶべきでしょう。純金は金相場の変動をそのまま反映するため、資産価値が高く、長期的な保有に適しています。金貨やインゴットとして購入する際は、24Kが一般的です。
予算に合わせて選択する
購入予算も18Kと24Kを選ぶ重要な要素の一つです。24Kは純度が高いため、同じ重量でも18Kより高価になります。初めて金製品を購入する方や、手軽に金の魅力を楽しみたい方には18Kがおすすめです。比較的リーズナブルな価格で金の美しさを堪能できる上、デザインバリエーションも豊富で選択肢が広がります。
一方で、予算に余裕があり最高品質の金を求める場合は24Kを選択しましょう。高価ではありますが、資産価値も高く、金本来の美しい輝きを最大限に楽しめます。
デザインで決める
金製品を選ぶ際、デザインの好みや用途も24Kと18Kの選択に大きく関わります。24kは柔らかく加工が難しいため、シンプルで洗練されたデザインが中心です。ネックレスやブレスレットなど、金そのものの輝きを際立たせたいアイテムに向いています。フォーマルなシーンや上品さを演出したい場合に特におすすめです。
一方、18Kは強度が高く、複雑なデザインや細やかな装飾にも対応できます。日常使いのアクセサリーや、宝石を組み合わせた華やかなジュエリーを求める場合は、18Kが適しています。用途やデザインの好みに応じて選びましょう。
まとめ
18Kと24Kは金の純度が異なるため、買取価格にも差が生じます。2025年9月時点では1gあたり約6千円の差があります。18Kと24Kの違い、特徴としては、24Kは純度が高く、投資や資産としての価値が高いこと。18Kは加工しやすく強度があり、ジュエリーに多く使われ、ブランドや宝石の有無によっては24Kより高値で取引されることもあります。
売却する際は、市場相場だけでなく製品の状態やデザイン、ブランド価値なども確認することで、より納得のいく価格で手放せるでしょう。
執筆者プロフィール

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店長 河本 明
買取業界歴15年以上。
買取の得意分野:ブランド品、ジュエリー、時計
ジュエリーコーディネーター ウォッチコーディネーターの資格を保有しております。
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